甘い体温②・後編・


陽生を見つめながら、色んな感情が思いのほか溢れだしてくる。



不安や悲しみ。


もどかしさ。



どれもこれも相手を思ってのことなに、上手くまとまってくれない。


気持ちだけがどんどん先走ってモヤモヤが止まらない。



「じゃあ、いったいどうしたらいいのよ!」



私だって、私なりに考えて言ってるつもりなのに伝わらない。


こんなにこんなに陽生が大切なのに……



「だから言ってるだろう?俺も覚悟を決めたって」


「それが、その覚悟が本当にいいのかって言ってるんじゃない」



一気に悲しくなって、下を向いた。


正直陽生が何をしようとしてるのか分からないけれど。


でもきっと、自分を傷つけるんじゃないかってことぐらいはなんとなく分かるから……