甘い体温②・後編・


「………」


「どうなんだよ。俺が神崎ミサと結婚して、お前と別れることになってもそれでもいいって言うのか!?」


「っ、そんなこと……何もそんなふうに言ってるわけじゃないじゃない!」



なんでそうなるの!?

ちょっと極端すぎでしょ!?



「私はただ、お父さんともう一度話しあったらって言ってるだけでしょ!?なにもそんなふうにしろなんて言ってないじゃない!」



ダメだ……


どうしてか収拾がつかなくなっていた。


お互い冷静さを忘れて、感情のままに声を上げる。


どうしよう、こんなことは初めてだ。



「いいか?はっきり言っておく。お前は全然分かってない!親父の怖さを……
そんなことで上手くいくならもうとっくにやってるよ!正直甘く見すぎなんだよ!」


「っ、なによ!何もそんな言い方しなくても!ああ、そうだね。何も知らないよ!だってやってみなきゃ分からないじゃない!もう一回話して見ないと何とも分からないでしょ!?」



もう口から言葉が止まらなかった。