甘い体温②・後編・


「―――」


早口でまくし立てた私に、陽生はもう何も言わなかった。


絶対絶対変だって思ってるはずなのに。


――ただ、私を険しい顔で見つめるだけで、それ以上そのことを追及することはしなかった。


そして



「ふ~ん、あっそ。じゃあもういいよ」



急に視線を逸らされて、私は焦ってしまう。


だって、あからさまに私の方を見てくれなくなったから。



「あ、あの……」


「もう果歩の気持ちは分かったから、何も言わなくていい。ほら、もう時間も遅いし寝るぞ」



冷たい、声……


私を無視して勝手に布団にもぐり直す姿を見せられてズキン……と、心が音をたてた。