「―――」
早口でまくし立てた私に、陽生はもう何も言わなかった。
絶対絶対変だって思ってるはずなのに。
――ただ、私を険しい顔で見つめるだけで、それ以上そのことを追及することはしなかった。
そして
「ふ~ん、あっそ。じゃあもういいよ」
急に視線を逸らされて、私は焦ってしまう。
だって、あからさまに私の方を見てくれなくなったから。
「あ、あの……」
「もう果歩の気持ちは分かったから、何も言わなくていい。ほら、もう時間も遅いし寝るぞ」
冷たい、声……
私を無視して勝手に布団にもぐり直す姿を見せられてズキン……と、心が音をたてた。



