甘い体温②・後編・


再び距離を縮められて私は縮こまってしまった。



「へー……何?俺には言えないってこと?」


「ち、ちがっ」



やばっ、めちゃめちゃ怖い。


目の前のお顔からは優しさのかけらが一つも感じられない。



「か、風の噂でっ」



……でも、言えない。


今日お父さんと会ったことなんて言えるわけない。


だってそんなことしたら、今以上にお父さんに対して怒りを抱いてしまう。


余計仲互いをしちゃう気がするんだもん。




「果歩?」


「っ、だから!」



そんなの嫌だ。