再び距離を縮められて私は縮こまってしまった。 「へー……何?俺には言えないってこと?」 「ち、ちがっ」 やばっ、めちゃめちゃ怖い。 目の前のお顔からは優しさのかけらが一つも感じられない。 「か、風の噂でっ」 ……でも、言えない。 今日お父さんと会ったことなんて言えるわけない。 だってそんなことしたら、今以上にお父さんに対して怒りを抱いてしまう。 余計仲互いをしちゃう気がするんだもん。 「果歩?」 「っ、だから!」 そんなの嫌だ。