甘い体温②・後編・


「そんなっ」


そう言われ、私はハッとして目を見開いた。



「ちょ、ちょっと待ってよっ」



話さないって……、思わず驚きながら陽生を凝視する。



「じゃあ、これからいったいどうするの!?」



目の前の胸元をぎゅっと握りしめると、また嫌な焦りが押し寄せてきた。


黒く、とても激しい不安……



「別に、どうもしないよ」


「え?」


「正直なるようにしかならないから。
正しいことは正しい、間違ってることは間違ってる。それがこれから嫌っていうほど分かるんじゃね?」


「は?」




意味が、分からない。