甘い体温②・後編・


「そんなことしたら絶対あとで後悔すると思うから」


「え?」


「だってお父さんは……」



そう言いかけて、思わず言葉を止めてしまった。



『もう長くない』



そんな言葉が出かかって急に胸が苦しくなったんだ。



「……果歩?」


「あ、うん……。とにかく、もっとちゃんとお父さんとしっかり話したほうがいいと……思う」



きっとそれが一番いい。


陽生にも私みたいな思いは絶対にしてほしくない。


だって死んじゃってからじゃ何もかもが遅くなっちゃうもん。


きっと絶対後悔する。


そんなことになったら、今以上に苦しむことになるんじゃないかな?