それに陽生らしくない。 いつも前向きで、しっかりと将来を見据えてる陽生とは似ても似つかないほど意外な言葉のような気がした。 「……なんか、違う」 「え?」 「陽生らしくない。きっと、そんなことしても何も解決しないと思うよ」 「………」 少し表情が強張った陽生を見ながら、私は小さく頷いた。 そうだ。そんなことしたって何も解決なんかにならないんだ。 だってあのお父さんだもん。 どこへ逃げたってきっと同じような繰り返しのような気がするし。 それに……