甘い体温②・後編・


私は慌てて陽生の肩を押しやった。


ビックリして、そしておもいっきり声を張り上げてしまった。



「そんなわけないっ!!」



てか、あるわけがないよ!


だって陽生は陽生で。今まで陽生をそんなふうに見たことなんか一度だってない!



「例え、陽生がホームレスでも、お金なんかぜんぜんない貧乏人でも私は好きだよ。この気持ちだけは変わらない。だって陽生は陽生でしょ!」



なぜか最後のほうを言ったあと悲しくなってきた。


目頭が熱くなって、瞳から涙がこぼれ落ちそうになってくるのがわかる。




「……果歩?」


だって急にそんなこと。


私のことを今までそんなふうに軽く見てたのって、思えたらすごくショックになってきちゃったから。