そんな私の頭を黙ってポンポンとしてくれる陽生。
「……じつを言うとさ、本当のところ言うと俺も……今日は一人じゃいたくなかったから」
「えっ……」
ぽつり、上を向いたまま陽生が少し掠れた声でそう言った。
「だって果歩がなかなか俺に会いにきてくんねーし。昼間めっちゃ寂しかったんだけど?」
「へ?」
「っていうのは嘘で、……じつは今日さ、お袋の命日だったんだよね」
その言葉を聞いて、思わず目を丸くした。
ビックリして起き上ろうとしたけれど、それはなぜか陽生によって押さえられてしまう。
「まぁ、いいからこのまま聞けって。今から言うことは俺の独り言だと思ってそのまま受け流してもらってもいいし」



