甘い体温②・後編・


それからどのぐらい経ったんだろう。


重くなった瞼を開けると、陽生がベッドに持たれながら、何かを考えるように窓の外を見ていた。


切なそうに。


思わず声がかけずらいほどの雰囲気に、ドキリと目を奪われていると



「お、起きたか」



そんな私に気づいた陽生が私に向かって笑顔をくれた。


そして頭をくしゃりと撫でて、優しい眼差しを向けてくれる。



「あ、ごめん!私寝て……っ、てかベッド占領しちゃってるし!」



ふと壁にかけてある時計を見ると、もう夜中の12時を回っていた。



「うわっ、うそ!もうこんな時間!?」



てか終電が……

そう焦っていると



「ふっ、今日はもうここに泊まってけばいいだろ」



陽生が呆れたように笑って、私の頭を撫でた。