それからどのぐらい経ったんだろう。
重くなった瞼を開けると、陽生がベッドに持たれながら、何かを考えるように窓の外を見ていた。
切なそうに。
思わず声がかけずらいほどの雰囲気に、ドキリと目を奪われていると
「お、起きたか」
そんな私に気づいた陽生が私に向かって笑顔をくれた。
そして頭をくしゃりと撫でて、優しい眼差しを向けてくれる。
「あ、ごめん!私寝て……っ、てかベッド占領しちゃってるし!」
ふと壁にかけてある時計を見ると、もう夜中の12時を回っていた。
「うわっ、うそ!もうこんな時間!?」
てか終電が……
そう焦っていると
「ふっ、今日はもうここに泊まってけばいいだろ」
陽生が呆れたように笑って、私の頭を撫でた。



