甘い体温②・後編・


だけど……



「お姉ちゃん!ママがこのまま死んじゃったらどうしようっ!」



泣きながら勢いよく手を引っ張られ、私はたまらず優と視線を合わせた。



「やだよーっ、ママが、いなくなっちゃうなんてやだぁぁ――っ」



泣き叫ぶ優。


私はいてもたってもいられず、その手を取って優を抱きしめた。


あまりにも見てられなくて。

こんなにも取り乱す優を見るのは初めてで、何かに押しつぶされるようにギュッと苦しくなった。



「…大丈夫、大丈夫だよ……」



そう言うのがやっとだった。

悲しいけど、それ以上の言葉がでてこない。


必死であやすように背中を撫でたれど、優の震えは強くなる一方で……