出るとそれは優からだった。
一瞬顔がほころびそうになったのもつかの間、
通話口から聞こえてくる尋常じゃない泣き叫ぶ声に、私はえっ?と驚いたように目を丸くした。
「優?ど、どうしたの!?」
「お姉ちゃん!!ママがっ」
その後続いた声を聞いて、思わず携帯を床に落としそうになった。
そして陽生にも事情を話した私は急いで病院から飛び出した。
慌てて隣町の別の病院までたどり着くと、旦那さんの誠二さんが駆け足で私を出迎えてくれた。
「果歩ちゃん、こっちこっち!」
そう案内されて病室までたどり着くと、そこには「面会謝絶」の文字が目の前に飛び込んできて
ドクン…
それを見た瞬間、私の鼓動は大きく震えたような気がした。
優が私の足元にしがみ付き、うわーんっ、と大きな声を上げる。



