宮川さんが少し怖いぐらいの眼差しで私を見つめてくる。
「君が嫌だ嫌だと立ち向かって、本気で何とかなると思ってるの?」
「っ!それは……」
「今さっき話して分かったんじゃない?自分の気持ちを伝えたところで本気で相手にしてもらえないって。軽くあしらわれて付き返されたんじゃないの?違う?」
「………」
違わ……ない。
悲しいけど、宮川さんの言う通りだった。
私の意見なんて真っ向から否定されて、勢いよく反対されたから私は今こうしてここにいるんだから……
「ほら、言わんこっちゃない」
言葉を失っていると、ほらね。というような顔であしらわれた。
その顔は少し同情を含んでるようにも見えて……
「だからさ、悪いことは言わない。俺にしとけばいいじゃん。
……うちの親、椎名家とは正反対でざっくばらんだからさ。きっと君のことも快く受け入れてくれると思うし、むしろ可愛がってくれるかもよ」
そう言ってグイっと肩を抱き寄せてきた宮川さん。
そのまま顔を近づけられるのに気付き、私はハッと息を飲む。



