甘い体温②・後編・


それともこれはもう、言っちゃダメって言われてるんだろうか?


ここまでくると、もはやそんなふうにさえ思えてしまう。




「はは……考えすぎか」



もう一度お腹を擦って、病院を出た。


3日ぶりの外は相変わらず冷たくて、今にも雪が降りそうな天気だった。


陽生にずっと「一度家に帰れ」って言われてたからこのシチュエーションは案外ちょうどよかったのかもなぁ。


大学もずっと休んでたし、そろそろ顔を出さなきゃいけない。



――でも、できるなら側にいたい。


陽生と一緒にいたい。


今は一分一秒でも陽生から離れていたくないんだよ。




そんな複雑な思いを抱えながら、私はゆっくりとマンションへと歩き出した。