甘い体温②・後編・


扉が開いて、ピンク色の衣服をまとった看護婦さんが入ってきた。


両手に昼食のトレイを乗せて、にこやかに笑顔を向けられて、ビクッと2人して固まってしまう。



「あら、お邪魔でした?」



そう言いながらも、私達に向ける表情はとっても笑顔。

っていうよりピンクピンクしてるのは気のせいだろうか。


特に陽生に対しての対応が……



「まさか、先生がここで入院してるだなんて思ってもみませんでしたぁ」



そして、一方的に話しだす彼女。


……ちなみに、ここは昔陽生が研修時代の時に働いていたらしい病院。


だから、ここで働く人の中には当然陽生を知ってる人はいるってわけだ。



『つーかもっと空気読もうよ』そう思いながらも



またか…


そんな光景に呆れたように肩をすくめてしまう。