扉が開いて、ピンク色の衣服をまとった看護婦さんが入ってきた。
両手に昼食のトレイを乗せて、にこやかに笑顔を向けられて、ビクッと2人して固まってしまう。
「あら、お邪魔でした?」
そう言いながらも、私達に向ける表情はとっても笑顔。
っていうよりピンクピンクしてるのは気のせいだろうか。
特に陽生に対しての対応が……
「まさか、先生がここで入院してるだなんて思ってもみませんでしたぁ」
そして、一方的に話しだす彼女。
……ちなみに、ここは昔陽生が研修時代の時に働いていたらしい病院。
だから、ここで働く人の中には当然陽生を知ってる人はいるってわけだ。
『つーかもっと空気読もうよ』そう思いながらも
またか…
そんな光景に呆れたように肩をすくめてしまう。



