「俺はどこにもいかない。死ぬときはお前も一緒に連れていく」
そんなぺてん師のような甘い囁きに酔いしれて、ポフッと目の前の胸に体を寄せた。
やばいな……
ここに来てまたいっそう涙腺が弱くなった気がする。
何もかもお見通しの瞳で見つめられると、必死で堪えてる感情がどうしても押さえられない。
「そんなくさいセリフよく、言えるね」
「お前が泣くからだろ?」
「別に、泣いてなんか……」
「あんまり変なこと考えてるとこのまま襲うぞ」
「お、そえないくせに」
涙を拭い、けがをしている部分にちょんっと触れた。
「可愛そう、これから3か月禁欲生活頑張ってね」



