甘い体温②・後編・


「俺はどこにもいかない。死ぬときはお前も一緒に連れていく」



そんなぺてん師のような甘い囁きに酔いしれて、ポフッと目の前の胸に体を寄せた。



やばいな……


ここに来てまたいっそう涙腺が弱くなった気がする。


何もかもお見通しの瞳で見つめられると、必死で堪えてる感情がどうしても押さえられない。



「そんなくさいセリフよく、言えるね」


「お前が泣くからだろ?」


「別に、泣いてなんか……」


「あんまり変なこと考えてるとこのまま襲うぞ」


「お、そえないくせに」



涙を拭い、けがをしている部分にちょんっと触れた。




「可愛そう、これから3か月禁欲生活頑張ってね」