甘い体温②・後編・


よかった。


本当に良かったぁ。



抱きしめ合う2人を見つめながら、やっぱり涙が溢れてしょうがなかった。



「未来ちゃんも心配かけてごめんな。色々とありがとう」


「いえ……」



先生に頭を下げられて、すぐに顔を横に振った。



「無事で、よかったです」


「ああ」


「本当によかった」



そっと涙を拭った私は病室を後にした。


早く2人っきりにしてあげたくて、そのまま外へ出ると、すぐに静香さんに呼びとめられた。



「待って未来ちゃん送ってく」



そのままニッコリと手を引かれて静香さんの車の中。


私は思わずふぅ〜と息を吐き、助手席から外を見ると、薄暗かった空から眩しいぐらいの太陽が顔を出していた。