よかった。
本当に良かったぁ。
抱きしめ合う2人を見つめながら、やっぱり涙が溢れてしょうがなかった。
「未来ちゃんも心配かけてごめんな。色々とありがとう」
「いえ……」
先生に頭を下げられて、すぐに顔を横に振った。
「無事で、よかったです」
「ああ」
「本当によかった」
そっと涙を拭った私は病室を後にした。
早く2人っきりにしてあげたくて、そのまま外へ出ると、すぐに静香さんに呼びとめられた。
「待って未来ちゃん送ってく」
そのままニッコリと手を引かれて静香さんの車の中。
私は思わずふぅ〜と息を吐き、助手席から外を見ると、薄暗かった空から眩しいぐらいの太陽が顔を出していた。



