泣き叫ぶ私の体を後藤が力いっぱい抱きしめる。 「いい?先生はいなくなったりしない!絶対三月さんを置いて死んだりしないから!!」 「ヒック……」 会いたいよ、陽生。 めちゃくちゃ陽生に会いたい。 後藤の服にしがみ付き子供のように声を上げた。 「やだーっ」 お願いだから私を置いて行かないで。 無事でいて。 病院に向かう途中、ギュッと携帯を握りしめながらひたすら泣くことしかできなかった。