だけどその夜、隣でスヤスヤと後藤の寝息を聞きながら、どうしてもなかなか寝付けない私がいた。
すっかり心は軽くなったはずなのに、後藤のおかげでだいぶ気持ちも落ち着いたはずなのに、どうしても眠りにつけない私。
そしてモヤモヤと、心の奥の方ではまだ完全に安心しきれてない自分がいて……
どうしちゃったの?
いったいこの気持ちは何なんだろう。
なんでこんなに不安なの?
何だかすごく嫌な予感を感じて、シーツをぎゅっと握りしめる。
それでも大丈夫、きっと大丈夫だから……
そんな得体のしれない感情を抱えながらも、必死で目を瞑りながら夜が明けるのを待った私。
……けど、それから数時間後。
ちょうど朝日が昇り始めた早朝、そんな私の祈りを打ち壊すかのように突然枕元の私の携帯がなった。
見ると、それは陽生ではなく静香さんからの着信で……
「もしも……」
「あ、果歩ちゃんっ!!」



