ちゃんと目の前で声が聞きたい。
顔が見たい。
気づいたら、考える前にそんなことを言っていた。
ぽろぽろと涙を流しながら、ひたすら今の気持ちをぶつけるしかできない私。
「会いたいよぉ、陽生……」
無性に会いたい。
抱きしめてほしい。
いつもみたいに陽生のぬくもりに包まれたいの!
「ちょ、果……」
「早く帰って来てっ」
本気で会いたい。
「怖い、夢見た……」
「えっ?」
「1人じゃ寝れないの!」
陽生が一緒じゃないと……
安心できない。
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