「でもっ……」
自然にできちゃった場合は?
突然できちゃった場合はどうするの?
いくら避妊してくれてるからって、100%できないとはいえないんだよ。
実際生理だって遅れて……
そこまで思いかけて、私はあっと我に返ったように顔を上げた。
……でも、だからってそんなこと今この状況でキッパリ言えるわけがない。
まだはっきりとしたことも分からないこの状態で、面と向かって言えるはずもないってことに気がついた。
「……果歩?」
「あ、ううん。ごめん、やっぱり何でもないや」
不思議そうに振り返った陽生に、慌てて誤魔化した笑顔を向けていた。
バカだ…
なにやってるんだろう私……



