でも……
さすがにそんなことは言えるはずもなくて。
「あれ~?そう言えば陽生と果歩ちゃんは?」
「本当だ、もう、ちょっと陽生!そんなところで隠れていちゃついてないで、ビールのおかわり持ってきてよ」
なんて静香さん達の声が聞こえてきたもんだから、何も言えないまま、皆のいるリビングへと戻ることにした私達。
続きはまた後で、なんて最後に軽く唇にキスされた瞬間、少し真顔になって陽生が言った。
「ああ、それと、さっき静香が言ったことも気にするなよ」
「ん?……さっきって?」
「いや、だから、子供とかその、そういうの……」
罰が悪そうに視線を逸らし、ごにょごにょと言葉を濁した陽生。
そんな姿に私もまたハッとして、思い出したようにすぐに顔を赤らめるはめになった。
そう言えば、そうだった。
ミサさんの話題で一瞬忘れかけてたけど、もう一つ大事な問題が……
「子供」という単語にカァっと顔が熱くなり、私は両手で顔を覆った。



