甘い体温②・後編・


でも……

さすがにそんなことは言えるはずもなくて。



「あれ~?そう言えば陽生と果歩ちゃんは?」


「本当だ、もう、ちょっと陽生!そんなところで隠れていちゃついてないで、ビールのおかわり持ってきてよ」



なんて静香さん達の声が聞こえてきたもんだから、何も言えないまま、皆のいるリビングへと戻ることにした私達。



続きはまた後で、なんて最後に軽く唇にキスされた瞬間、少し真顔になって陽生が言った。



「ああ、それと、さっき静香が言ったことも気にするなよ」


「ん?……さっきって?」


「いや、だから、子供とかその、そういうの……」



罰が悪そうに視線を逸らし、ごにょごにょと言葉を濁した陽生。


そんな姿に私もまたハッとして、思い出したようにすぐに顔を赤らめるはめになった。




そう言えば、そうだった。


ミサさんの話題で一瞬忘れかけてたけど、もう一つ大事な問題が……


「子供」という単語にカァっと顔が熱くなり、私は両手で顔を覆った。