チュッと額にキスが落ちてくる。
「お前は俺が守るから」
「え……」
「絶対守ってやる。だから安心して笑ってろ」
そう言いながら、陽生の長い指先が私の前髪をさらりと分ける。
さらさらと遊ぶように撫でられて、今度は目元にも軽いキス。
その仕草があまりに自然で綺麗だったから、思わず見とれてしまうところだったけれど…
「陽……」
でも、何故だか心の中が複雑に揺らめいた。
いつもだったら素直に嬉しいはずなのに。
きっと、今日ミサさんにあんなことを言われたせい?
『守られて、甘やかされてるばっかりじゃ、そんな関係いつか壊れるわよ』
て、その言葉が一瞬脳裏に重くのしかかったんだ。



