甘い体温②・後編・


チュッと額にキスが落ちてくる。



「お前は俺が守るから」


「え……」


「絶対守ってやる。だから安心して笑ってろ」



そう言いながら、陽生の長い指先が私の前髪をさらりと分ける。


さらさらと遊ぶように撫でられて、今度は目元にも軽いキス。


その仕草があまりに自然で綺麗だったから、思わず見とれてしまうところだったけれど…



「陽……」



でも、何故だか心の中が複雑に揺らめいた。


いつもだったら素直に嬉しいはずなのに。


きっと、今日ミサさんにあんなことを言われたせい?




『守られて、甘やかされてるばっかりじゃ、そんな関係いつか壊れるわよ』



て、その言葉が一瞬脳裏に重くのしかかったんだ。