そんなことを思いながらも意識をタオルに集中させる。
水でじゃぶじゃぶ洗いながらも後ろから感じる視線が気になって、気になって。
どうしよう。
なんでこんな変な意識しなきゃいけないんだろう。
しかもお互い微妙にぎこちない感じだし。
もう、今日は調子が狂いっぱなしだよ!
うぅ……と思わず半泣き状態になりそうになったそのとき
「果歩」
突然、横から腕を捕まえられて、ヒャッ…と不覚にも声を上げそうになる。
ビックリして顔を上げると、後ろにいたはずの陽生が何故か左横に立っていて
「大丈夫か?」
そんな言葉をかけてくる。



