甘い体温②・後編・


「あ、でも何ならいっそのこと本当に作っちゃえばいいのに」


「えっ……」


「どうせならこの際既成事実作っちゃいなさいよ」



コトッと缶ビールを置いた静香さんがニコッと可愛らしくとどめの一言。



「は?」


「どーせこのまま一緒になるつもりでいるんでしょ?だったら問題ないじゃない、ノープロブレム。いっそこのまま子供でも作っちゃいなさい!」




!!??



とんでもない爆弾発言に、ついにグラスごと一気に床に滑り落ちた。


ゴトンッ!と大きな音が響き、床にオレンジジュースが散らばっていく。



「なっ、なっ」


「ほら、ここに優秀な産婦人科医もいるし、どーんと大船に乗ったつもりでさ」



もう、開いた口が塞がらなかった。


っていうより、息も吸うのも忘れて向かいの静香さんを凝視する。



な、なんてことをーーっ!