「あ、でも何ならいっそのこと本当に作っちゃえばいいのに」
「えっ……」
「どうせならこの際既成事実作っちゃいなさいよ」
コトッと缶ビールを置いた静香さんがニコッと可愛らしくとどめの一言。
「は?」
「どーせこのまま一緒になるつもりでいるんでしょ?だったら問題ないじゃない、ノープロブレム。いっそこのまま子供でも作っちゃいなさい!」
!!??
とんでもない爆弾発言に、ついにグラスごと一気に床に滑り落ちた。
ゴトンッ!と大きな音が響き、床にオレンジジュースが散らばっていく。
「なっ、なっ」
「ほら、ここに優秀な産婦人科医もいるし、どーんと大船に乗ったつもりでさ」
もう、開いた口が塞がらなかった。
っていうより、息も吸うのも忘れて向かいの静香さんを凝視する。
な、なんてことをーーっ!



