失格って……
「あのねぇ……」
そんな後藤の言葉に驚きつつ苦笑いを浮かべた私。
「それ、関係あるの?」
てかそう言う問題?確かに自己管理はなってないと思うけど…
チラッと恐る恐る顔を上げると、まるで般若のような顔をした後藤が睨みつけてくる。
「あるよある!大ありだよ!!だってあんな素敵な医者が身近にいるのに、頼らないなんてもったいなさすぎ!!罰当たりだよ」
つっこむところ、それ??
思わず顔が歪む。
逆につっこみどころ満載な後藤の暴言に思わず肩をすくめる。
……けど、このままじゃどうも埒があかなそうな雰囲気だったから、私は逃げるようにキッチンに向かおうとした。
「ちょっ、三月さん!」
「はいはい、分かったから、とりあえず落ち着こうよ。陽生にはちゃんと話すからそれでいい?」



