甘い体温②・後編・


だって、本当のことだったから。


悔しいけど、ミサさんが言った事は全て間違ってない。


本当のことだ。


だから余計に悔しい……


悔しくて、無性に惨めさが押し寄せて、何て言ったらいいのか分からなかったんだ。





「…っ……」



まずい。


興奮したせいかな?


何故だか急に気持ちが悪くなってきた……かも。


しかもつま先からじんわりと力が抜けて、立っていられなくなってしまう。




ダメだ……




「三月さん!」




思わずしゃがみ込んだのとほぼ同時ぐらいだった。


後藤の声がして、目の前に素早く手を差し伸べられたのは……