これが日本のトップを築く経営者のオーラってやつなのかな?
こうして間近で見ると余計大きな存在感があって、ものすごい威圧を感じてしまう。
「ミサさんから聞かなかったのか?社長室に来いと伝えたはずだが?」
「……だから?見ての通り生憎今はあんたに構ってるほど暇じゃないんでね。話があるならまたにしてくれ」
陽生が私を強く抱きしめる。
そして唖然とした。
これが親子の会話なの?
これが実の父親と息子の態度?
こうして鉢合わせするのは初めてだけど、私がこんなこというのもあれだけど。
何か、あからさまにギスギスしてるって言うか、目に見えて仲が悪いのが伝わってくる。
……気のせい?
なんかじゃないよね?
そんな2人の態度にハラハラと私の中の緊張が高まっていくのが分かる。



