その証拠に陽生の顔がみるみると真顔に歪んでいき、じっと私を見下ろしてくる。
「果歩、お前……」
何かを悟った様な視線に、思わず一歩後ろに下がった私。
「ち、違うの。えっと、今のはごめん。その……急に陽生が手を引っ張るからっ」
ドキドキと額から嫌な汗がにじみでる。
思いっきり誤魔化しの言葉を並べてみたけれど、きっとこんなのは言い訳にしか聞こえない。
陽生のことだもん。
私のおかしな様子にもうとっくに気付いてるはず。
どうしよう、余計気まづくなっちゃった。
私のせいで、静香さんまで困ったような顔してるし。
それに、ミサさんにまで厄介な所見られちゃった。



