甘い体温②・後編・


「あ、えっと、そうだった。実はさっきお父様が先生を探してました」



ハッとしたようにそう告げたミサさん。



「……親父が?」


「はい、何か話しがあるとかで、手が空いたら社長室まで来てほしいって言ってました」


「………」



その言葉に陽生の手の動きが止まったのが分かった。


そして私も…



“お父様”という単語にビクッと体が反応してしまった自分に気付く。


同時にまたさっきの真咲さんの言葉を思い出し、気付けば無意識に陽生の胸にしがみつき、体を強張らせてしまっていた。