そんなやり取りに、素直に頷いた私。
「……へ~、ずいぶんと優しいんだな」
そんな私達を見て、じっと何かを観察するように言葉を向けたお兄さん。
「……えっ?」
「いや、初めまして、陽生の兄の真咲(まさき)といいます。急に押しかけてしまって悪かったね」
「い、いえ、私は別に……」
急に話しかけられて、声が上ずってしまう。
「まさか、恋人がいるなんて思ってもみなかったから」
サラッと言葉を並べるお兄さん。
なんか、紳士的って感じだな。
ふと直感的にそう思ってしまった。
話し方も雰囲気も、見た目ビシッというイメージがぴったりで、陽生とはまた違った大人の魅力をかもしだしている。
そんな感じの人…



