甘い体温②・後編・


そんなやり取りに、素直に頷いた私。



「……へ~、ずいぶんと優しいんだな」



そんな私達を見て、じっと何かを観察するように言葉を向けたお兄さん。



「……えっ?」


「いや、初めまして、陽生の兄の真咲(まさき)といいます。急に押しかけてしまって悪かったね」


「い、いえ、私は別に……」



急に話しかけられて、声が上ずってしまう。



「まさか、恋人がいるなんて思ってもみなかったから」



サラッと言葉を並べるお兄さん。



なんか、紳士的って感じだな。


ふと直感的にそう思ってしまった。


話し方も雰囲気も、見た目ビシッというイメージがぴったりで、陽生とはまた違った大人の魅力をかもしだしている。



そんな感じの人…