甘い体温②・後編・


「ちょっ……」


「急に居なくなるなよ……」



さらにギュッと抱きしめられて、驚く私。


陽生の胸から激しい心臓の音が聞こえてくる。


それと同時に尋常じゃない程の熱さが伝わってきて、ハッと慌てて顔を上げた私は



「ど……して、ひょっとして、ずっと探してくれてた…の?」



見ると、よっぽど焦っていたのか、目の前の額からうっすら汗が滲み出していた。



「当たり前だろ!携帯何度かけても繋がらないし、本気で心配したんだからな。何かあったんじゃないかって、そればかり思って……」



ズキンと胸が締め付けられる。


そんな顔で見ないでよ。


両頬に、陽生の大きな手が添えられて、ドクンと唇をかみしめた。