「ちょっ……」
「急に居なくなるなよ……」
さらにギュッと抱きしめられて、驚く私。
陽生の胸から激しい心臓の音が聞こえてくる。
それと同時に尋常じゃない程の熱さが伝わってきて、ハッと慌てて顔を上げた私は
「ど……して、ひょっとして、ずっと探してくれてた…の?」
見ると、よっぽど焦っていたのか、目の前の額からうっすら汗が滲み出していた。
「当たり前だろ!携帯何度かけても繋がらないし、本気で心配したんだからな。何かあったんじゃないかって、そればかり思って……」
ズキンと胸が締め付けられる。
そんな顔で見ないでよ。
両頬に、陽生の大きな手が添えられて、ドクンと唇をかみしめた。



