だって、正直納得がいかなかったから。
真咲さんの言葉もそうだけど、それ以前に陽生のあの……
「う……」
やばっ、案の定やっぱりまた吐き気が襲ってきた。
ほら、言わんこっちゃない。
ダメだ、やっぱり帰ろう。
今日はこのまま誰にも会わずに一人で帰ったほうがいい。
陽生と静香さんには後で一言メールを打つとして、とりあえずフロントまで行って、タクシー呼んで貰わなきゃ。
そっとドアを開けると、もうすでにさっきまでいた女の人達は居なかった。
そう言えば、さっきから話し声も聞こえなくなってた気がする。
ホッと肩を撫でおろし、私は壁伝いでトイレを後にした。
よろよろとふらつく足取りでエレベーターまで進んで行く。そして……それからさらに歩みを進めたところで
「果歩!」
後ろから名前を呼ばれ、思わずビクッと足を止めた。



