「つまりそう言うこと」
「えっ」
「言っとくけど、綺麗なだけや可愛いだけじゃなんの意味もないんだよ。もちろんただ隣でニコニコ笑ってるだけや、相槌打ってるだけだったら誰だって出来ることだしね?
その点彼女は全てパーフェクト。ああ見えてけっこう打たれ強い所もあるし、それに、何より……」
そこまで言って、何故か真咲さんが言葉を止めた。
そして次の瞬間驚いたように目を広げた真咲さん。
何を思ったのか、突然私の目の前でヒラヒラと手を振って見せて
「……大丈夫?」
そう聞いてきた。
「ちょっと一気に話しすぎたかな?それとも果歩ちゃんにはまだ刺激が強すぎた?」
私ってばそんなに酷い顔をしてたんだろうか?
真咲さんがあまりにまずったかな?というような顔で除きこんでくるから、私は慌てて「えっと」と言葉を向けた。



