うう、それならそれでかなりプレッシャーだ。
それにやっぱりショックだし……
「あ、えっと、ひょっとして私に何か問題でも?」
じっと見つめたままの真咲さんに小声で覗う。
前に会った時も思ったけど、真咲さんの瞳はなんだかすごく怖い。
顔はとても穏やかな表情をしてるのに、真っ黒なその瞳の奥は冷たくて、正直まともに見てられなくなる。
まるで陽生とは正反対のその瞳。
思わず持っていたバックを握りしめると、ようやく真咲さんが私から視線を逸らす。
そして突然フッと笑ったんだ。
「ごめん、ちょっとイジメすぎたかな」
「え?」
「果歩ちゃんの反応が面白かったからついね、つい」
ついって……



