「あ、あの…」 でも、そっかぁ。 お兄さん側から見たらそう思われてもしょうがないの……かな? 私と陽生、歳だって一回りぐらい違うし。 そもそも医者で絵にかいたようなお金持ちの陽生と、はたまた最近高校を卒業したばかりの一般ピープルの私が一緒にいる事自体奇跡なのかもしれない。 おまけに施設上がりとくれば、それはもう決定的だよね。 だとするとこれは試されてるの? もしかして今この瞬間、こうしている間に私は見定めでもされられてるんだろうか? 陽生の恋人としてふさわしいかどうか…