「ひょ、ひょっとして、パティーの間中も一緒にいれないの?」
予想外だった。
無意識にずっと一緒に居るもんだと思ってたから、思ってもみない陽生の言葉になんだかものすごく心細さが込み上げた。
「ごめん……そうじゃないって言ってやりたいんだけど、たぶんそうなると思う。訳あってある人のエスコートしなきゃいけなくなってさ」
「え?……ある人?」
「ああ、どうしてもって頼まれて、半ば無理矢理って感じなんだけど……ちょっと、色々あってな」
「い、色々って?」
陽生の手を押しのけ、たまらず顔を上げると、驚くほど真剣な表情の陽生と視線が合った。
「悪い、今はゆっくり説明してる暇がないんだ。パーティーが終わったらちゃんと詳しく説明するから」
「陽……」
「だからそれまでもう少しだけ待っていてほしい。ごめんな」
陽生が優しく私の頬を撫でる。
昨日の静香さんと陽生の言葉に何か関係があるのかな?
モヤモヤといろんな不安要素が浮かびあがったけど、目の前の陽生の顔がやっぱりすごく真剣だったから、私はしぶしぶながらも縦に頷くしかなかった。



