結局その日、眠りについたのは朝方だった。
「うー……ん」
目が覚めて、重たい体を起こすと、すでに陽生は隣にいなかった。
時刻はもうお昼の11時すぎ。
う〜んと伸びをしながらベッドから降りる。
確か、今日は病院休みだったよね。
だって日曜日だし。
……てことはリビングかな?
見ると、寝室のドアの向こう側から光が微かに見えた。
私はあくびをし、のそり、そこへ向かおうとして、あまりの体の怠さに思わず足を止めた。
腰が……痛い。
というより体全体が鉛のように重い。
はぁ…あれからいったい何回したんだろう。
腰をさすりながら、昨日のことを思い出す。
最後の方なんてほとんど意識が飛びかけてたし…
もう、相変わらず容赦がないんだから…
ちょっとぐらいは考えて行動してほしいよ、ったく……