「元気だった?」



しかも少し会わないうちに、何だかまた一段と男らしくなった気がする。


毎日外で働いてるせいかな。


顔つきも、体格も、この前会った時とは比べ物にならないぐらい筋肉質にガッチリしてる感じだ。



「まぁ、ぼちぼちだな」


「そっか」



なんだか嬉しくて、顔が緩む。


その姿に、この淡々としたやり取りが何とも懐かしくてつい、笑顔になってしまう。



「つーかさ、お前らさっきから何もめてんの?」



思い出したように私を見た直輝に、思わずギクッとした。



「え、いや、別にもめてるわけじゃ……」


「あ、そうそう。そうなんですよ!ちょっと先輩聞いてくださいよ!三月さんったらね……」