「っ……はる……」



陽生の指が何度も敏感なところを行き来する。


そしてそれを何回か繰り返したと思ったら、陽生は再び耳元に唇を寄せ、そっと優しく囁いた。




「果歩、ごめん、このまま果歩の中に入りたい」




甘い甘い陽生の声。


切羽詰まったように囁かれ、えっと体を強張らせた瞬間



「やっ、ちょ、ちょっとま―――っ!」



腰を掴まれ、一瞬にして体に圧力がかかる感覚。


今日、2度目の熱い波。


力強く、だけど優しく抱きしめられて、私はもうただただ熱い衝撃に耐えるのがやっとだった。




「も…ばか……」



ギシッとベッドが軋み、顔を歪めれば陽生が嬉しそうに私の唇を塞ぐ。



「あー…マジやばいかも」



陽生があまりに愛しそうに目を細め、私の肩に顔を埋めるからその仕草にこれでもかってぐらい胸が苦しくなってしまった。



も……気を抜いたら意識が飛んでしまいそうで…