甘い体温②・後編・


「果歩、綺麗だよ」



髪を撫で、陽生が耳元でそっと囁く。



「大丈夫、俺以外には絶対誰にも見せないから、だから安心しろよ」



その、甘い声に脳内が完全にマヒしてしまう。



「もう、果歩のすべては俺のものだろう?」




う……



「だ、からそういう問題じゃ…」



そう言いたいのに言い返せない。



絶対絶対、確信犯だ。


こうなること全部分かっててやってるんだから!


本当悪質極まりない!


もう、こんな手に引っかからいと決めたのに、まんまと引っかかっちゃうなんて、私のばか!ばかばかばか!



悔しくてプイっと顔を横に逸らすと、陽生の舌がそれを見計らったようにペロリと耳をなめた。




「っ……!」



そのまま、肩にキス。


鎖骨にキス。



そしてむき出しの胸に何度も唇が落ちて、私は体をよじるしかなかった。