甘い体温②・後編・


「いいから消して、今すぐ消して!!」



この、変態カメラマン!


顔を真っ赤にして怒鳴りつける私に、陽生が少し引き気味に笑う。



「いや、でもせっかく綺麗に撮れたのに、なんかもったいないっていうか…」



飛んでくる枕を腕で交わしながら、陽生が渋るように私を見る。


顔はすまなそうな表情だけれど、でも、声は全然反省してる感じじゃない。


そのしれっとした態度に余計私の怒りはマックスへ。



「じゃあもういい!私が消すから!」



鋭く睨みを利かせ、怒りながら携帯めがけて手を伸ばす!


もう、本当信じらんない!


そう言って、勢いよく携帯を掴もうとした瞬間、その手は逆に捕らえられ、グイっと一気に引き寄せられた。




「―――ん!?」



そして重ねられた陽生の唇。



「ちょっ!いきなりな……」



慌てて押し返そうと胸を突っぱねようとして、さらに陽生の手が後頭部に回り込んだ。