「いいから消して、今すぐ消して!!」
この、変態カメラマン!
顔を真っ赤にして怒鳴りつける私に、陽生が少し引き気味に笑う。
「いや、でもせっかく綺麗に撮れたのに、なんかもったいないっていうか…」
飛んでくる枕を腕で交わしながら、陽生が渋るように私を見る。
顔はすまなそうな表情だけれど、でも、声は全然反省してる感じじゃない。
そのしれっとした態度に余計私の怒りはマックスへ。
「じゃあもういい!私が消すから!」
鋭く睨みを利かせ、怒りながら携帯めがけて手を伸ばす!
もう、本当信じらんない!
そう言って、勢いよく携帯を掴もうとした瞬間、その手は逆に捕らえられ、グイっと一気に引き寄せられた。
「―――ん!?」
そして重ねられた陽生の唇。
「ちょっ!いきなりな……」
慌てて押し返そうと胸を突っぱねようとして、さらに陽生の手が後頭部に回り込んだ。



