こんなに幸せだとさすがにちょっと、ね?


そもそもこう言うのには慣れてないし、なんていうか……こんなに順調でいいのかなって思ったりもするし……



「はぁ~それに比べて私はどん底まっしぐらだよ、本当最悪……」



そう言って何故かうな垂れる後藤に私はん?と目を向けた。



「何?また彼氏と何かあったの?」



スプーンを置いて、お茶を一口飲んでみる。



まぁ、大体予想はつくけどね。


後藤がこんな風なうな垂れる時は、必ずと言っていいほど男がらみの時だから…



「う、三月さぁ~ん。そうなの!最低なの!敦志のやつまた浮気してたのぉ~~」



スプーンを持ったままドンっと後藤が手をテーブルに叩きつける。


その大きな衝撃に一瞬にして周りの視線がこっちにそそがれた。