好き。 好き。好き。 もう何もかもが好きでたまらない。 「果歩」 て目を細めるその顔も。 「こっち向いて」 て私を誘うその声も。 「ふっ。ここがいいの?」 て悪戯に私を追い詰めるその指先。 その仕草に、その体温。 「果歩…」 熱く口付けられて、気持ちなんて押さえられなくなってしまうんだ。 もっと、もっとって。 たまらなく泣きたくなるんだよ。 そう、全部。 切なくなるほど愛してる。