「あの!
 私なんかで、いんですか?」

「うん!君じゃなきゃダメ!!」

そんなことまで、言ってくれるなんて・・・

「ダメかな?」

「い、いえ!
 私で良ければ。」

「本当!?
 ありがとう。これからよろしく!」

「は、はい!」

「それじゃあ、俺、教室もどるね。
 来てくれてありがとう。」

そう言い残して、先輩は帰ってしまった。
どんな人なのかも知らないで、OKしてしまったけど
これでよかったのだろうか。

屋上は、私一人だけになってしまった。
私以外には、ただ単に太陽が私を照らすだけだった。