――――…

『―まもなく電車が発車します。閉まるドアにご注意ください。』


駅にアナウンスが響く。




ピピピピピピ…

やかましい音と同時に電車のドアが閉まった。









…くるしい…



普段は乗らない満員電車に我が身を放り込んだ私は

ギブアップ寸前だった。






やっぱり通勤ラッシュの時間帯はキツイな…。


私も高校生の時は毎日これだったけど…
よく堪えてたな私。


世の中のお父さん、

お疲れさんです。





そんなことを思いながら、私は電車に揺られるのだった。