「ちょっお父さん何言ってんの!?私まだ大学生だし…そもそも教員免許持ってないよ?!」


父はフッと笑うと、こう言った。


「そのことなら安心しろ。きちんと校長に許可をもらってある。」

え、
そこかっこつけるとこじゃないし。
てゆーかどんな校長だよ!!


「とりあえず明日から頼む!お前は3年生の担任だから。」


明日から!?
しかもクラス担任やるの!?


「よろしくな。んじゃ、お父さんは仕事あるから。」


そう言って自分の部屋に入ろうとする父の頼みを
私は全力で拒否ってやった。

「ちょっと待ってお父さん!私絶対に嫌だからね!!」





「…お前しかいないんだ。」





うっ…


「頼むよ。頼れるの由梨しかいないんだよ…」


くそっっ
負けるか!



「そんなこと言われたってムリなものはムリ!!」