中学2年の夏 ♪プ~ピ~♪ ベランダで楽器を吹きながら半分サボリ中 「マリ子」 「はぁい」 声を掛けてきたのは、部活の『かとっぺ先輩』。 「商業科に入れた」 「おめでとぉ」 「マリ子も商業科入れ高校でも一緒に吹奏入ろう」 「えっ高校入れたらね」 言っちゃ悪いが… 尊敬なんてしてない。 ましてや、先輩ってことすら忘れるくらい低くみてた人。 でも、この先輩の一言がキッカケになり同じ高校の商業科に決めた。