桜〜#1/先生。



「…家でも見れたらいいなって。それでなんだ。悪気はなかったんだけど…ごめんね?」


「…桜あげようか?」

気がつくと、この言葉を発していた。


「………えっ」
「あなたなら…大事にしてくれそうだから!」


幼心に嘘をついた。
本当は繋がりたかった。
同じ桜を見てほしかった。