…して、四日後。


時間にして5,6時間目。

一年生は、広い改築されたばかりの体育館に集まっていた。


目的はむろん、部活紹介、である。

今、運動部の紹介の真っ最中。



秋夜は運動は嫌いなワケではないが、たいして興味もなくどちらかと言うとインドア派なので、この後に控える文化部の紹介のが楽しみにしていた。



眠い…


興味がない事には、とことん投げやりな秋夜である。
半分寝かかっていた。ww




そして紹介も終わり、教室へ戻った。その間、女の子たちはどれ入る?コレやってみたい!などとキャアキャア話していたが、んな事に興味のない秋夜は、ずっとボーっとしていた。



そして、放課後、今日から仮入部ができるので、大半の子が仮入部へ行っていた。
秋夜も何か楽そうなとこでも覗いてみようかと思っていた。



そこへ、東が来た。


東は、クラスで若干浮きぎみの、数少ない友達である。


「木原さん!」


「あー東くん…何かあったん?」


「ううん。今日の部活紹介どうだった?行きたい部活とかある?」


…それは、何事に対しても投げやりな私への嫌味だろーか。


「…ない。」


「そっか、じゃあ、今日ちょっと一緒に仮入部行ってみない?」


「いいけど…何処の部?」


もし運動系とかだったら、謹んで辞退申し上げよう。


「うん…吹奏楽部!」